ヨルダンの Mohammad Sayaheen さんが、ギネス世界記録「10の文章の文字数を頭で数えた最速タイム｜fastest time to mentally count letters in 10 sentences」を達成しました。記録はなんと35.5秒。
Mohammad さんは従来、1文あたり1,2秒で文字数を出すことができます。しかしギネス世界記録のルールでは、Mohammad さん本人がその文章を復唱する必要があるため、本人の実力より遅いタイムが計測されています。
Mohammad さんが自身のスキルに気付いたのは1988年のこと。11年前にテレビ番組で披露したところ、放送が行われたアラブ圏では大きな反響がありました。
「中学校・高校在学のときに、たまたま計算が速いことに気付いたのです。初めは他の子たちもできると思っていたのですが、数学の先生がそうではないことを教えてくれたのです」
Mohammad さんは、記録挑戦のためにギネスワールドレコーズのドバイ・オフィスに来ました。記録挑戦では文章生成機を使用し、各文章は最低10ワードで、主語・動詞・目的語が含まれる必要があります。
Mohammad さんは、文字数を数える練習を積み重ねてきたので、今や強烈な集中力は必要ないと言います。
そしてこのほかにも、人の誕生日を聞いただけですぐにその人の年齢を瞬時に言うことができます。そのスピードに圧倒される人は少なくないそう。さらに Mohammad さんは、クルアーンに数字のパターンを見つけたかもしれないと考えているそう。例えば地球からシリウスまでの距離は8.6光年ですが、クルアーン第53章「星」に書かれた「地球」というワードから「シリウス」というワードまでは861万文字離れているのだとか。
40年ごしの夢が叶いました。これだけ言葉の文字を数えられるのに、どうやって自分の気持ちを言葉で表していいのか分かりません。とにかく、記録を達成できたことを誇りに思っています。
