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アメリカ、テキサス州にある『タイガー・クリーク・アニマル・サンクチュアリー』に住むトラのベンガーリちゃんが、ギネス世界記録「存命中の最高齢の飼育されたトラ|oldest living tiger in captivity」に認定されました。 

ベンガーリちゃんの記録認定時の年齢は、なんと25歳319日です。

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タイガー・クリーク・アニマル・サンクチュアリーは絶滅危惧種・絶滅危機種の保護を行いながら、救護や介護が必要な動物にとって安全安心な環境を提供することを心掛けています。従来、トラは飼育された環境において15-20歳まで生きますが、ベンガーリはその期待を大きく上回りました。

2000年にこの動物園に来たベンガーリちゃん。初めはシャイで来園者から隠れることも多かったと言いますが、慣れていくうちに自身のエリアでくつろいだり、来園者と接することもできるようになったそうです。飼育員が来ると喜んで、いつも何か訴えるかのように声を出すのだとか。

ベンガーリちゃんは1日に数回食事をし、その他の時間は水に入って体を洗ったり、日陰を見つけて長いお昼寝をしたりしているそう。

特に好きな食べ物は血でできたアイスキャンディー!

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飼育員はシルバーのプレートで食事を与えています。「シルバー」と言ってもステンレスですが……。彼女がおなかをすかせることはありませんし、次の食事がどこから来るかを考える必要はありません。

タイガークリークに住む動物は常に新鮮できれいな水、太陽光や風、日陰、登り台やプール、爪を磨く場所やおもちゃなどが用意されています。

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飼育員の中で特に思い出に残っているのが、ベンガーリちゃんの21歳の誕生日。お祝いに消毒済みのケグをあげたら、ベンガーリちゃんはそれに飛びついて、その上に1日中乗っかっていたそうです。

ギネス世界記録に認定され、タイガー・クリークのスタッフは誇りに思っていると言います。

飼育された最高齢のトラがいる事実をとても誇りに思っています。タイガー・クリークでは全ての動物を大切にケアしています。ベンガーリをここまで長期において健康でハッピーな状態を保てたのは、このサンクチュアリーとそのスタッフ、そして何よりもベンガーリにとって大きな実績です。

タイガー・クリーク・アニマル・サンクチュアリーは、絶滅危惧種を飼育し続ける重要性を強調します。なぜなら、野生での個体を増やし、保全状況を改善するための重要な過程だと考えているからです。

「1匹の動物を救うことは、その種の生存チャンスを1つ増やすことです。そして全ての命は私たち、この地球、そして未来への贈り物なのです」

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ベンガーリちゃんは2021年8月31日に26歳の誕生日を迎える予定。最高齢記録が伸び続けることを期待しています!