largest belt buckle four men standing in front

アメリカ、モンタナ州を拠点にバックルメーカーを製造販売しているモンタナ・シルバースミス。「Every Buckle Has a Story™(全てのバックルにはストーリーがある)」というスローガンを掲げて活動する企業が、今までで「最も大きなストーリー」を作り上げたかもしれません。

モンタナ・シルバースミスは、2023年の50周年を記念して、特別なことをしたいと考えました。それが世界で「最も大きなベルト・バックル|largest belt buckle」。約6か月かけて、3.20 m x 4.43 m のバックルを製作することに成功したのです。

世界最大のベルトバックの作り方

バックルのデザインは、モンタナ・シルバースミスのアイコンでもあるビッグ・ホーン・トロフィーをベースに作ることに。

最高マーケティング責任者のジュディー・ワーグナーさんは「(このデザインで製作することで)西部とカウボーイ・ライフの象徴に敬意を表しています」と語りました。

多くの顧客から愛されているこのバックルデザインには、カウボーイのシルエット、黄金の花、銀の星、そしてモンタナ・シルバースミスが誇る細線細工がほどこされています。 

このバックルを通じて、我々の業界の存在を祝い、象徴的な形で私たちのライフスタイルを見せることができます。この多くの人による努力の結晶は、素晴らしいものです。 - ジュディー・ワーグナーさん

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世界最大のバックルを作ると同様に大変だったのが、それを搬送して展示すること。400 kg以上あるバックルを移動するためには、4つに分ける必要がありました。

各パーツは専用のスタンドに立てられ、大きなコンテナでダラスにあるショールームに運ばれました。またショールームでは、バックルの高さに対応するため、空調のダクトを変更する必要がありました。

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それだけではありません。ショールームは建物の14階にあるため、全てのドアや搬送用エレベーターを通過するのも至難の業だったと言います。

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モンタナ・シルバースミスは間もなく創業50年を迎えます。創業当初はロデオなどのイベントのためにカスタム・ベルトを作っていました。その後、ネックレスやブレスレット、指輪なども作るようになりました。

ラインナップは増えたとはいえ、現在でも重要なのがベルトバックルで、ブル・ライダーやロデオ・カウボーイ協会、ロデオの全米大会などに提供しています。

全てのバックルにはストーリーがあります。そして今回できたバックルは、私たちのストーリーを大きな形で伝えます。私たちは伝統的でかつ革新的、そして正統なのです - ジュディー・ワーグナーさん