全世界で親しまれているスポーツ、サーフィン。
それにまつわる、驚きのギネス世界記録が、ブラジルのロドリゴ・コウシャが達成しました。
38歳のサーファーが達成したタイトルは「史上最大の波に乗ったサーファー|Largest wave surfed (unlimited)」。その大きさはなんと 24.38 mだったのです!
コウシャがポルトガルの町、ナザレでこの巨大な波に乗ったのは、2017年11月8日のこと。2018年4月28日にカリフォルニアで行われたワールド・サーフ・リーグ(WSL)のイベントにて、Quiksilver XXL Biggest Wave award が手渡されました。
大きな功績を残したコウシャは「夢が叶った」と語りました。
Quicksilverの賞は、年間で最も大きな波乗りに与えられるものですが、コウシャはさらに、ギネス世界記録も達成しました。
次々と更新される、巨大波乗りの記録
過去十数年、「史上最大の波に乗ったサーファー|Largest wave surfed (unlimited)」の記録は徐々に更新され続けてきました。そのタイムラインをご紹介します。
2004
2004年1月10日に、アメリカのピート・カブリナが、ハワイのサーフポイントPeahi(ピアヒ)で21.3 m の巨大な波に乗ることに成功。Billabong XXL Award と賞金7万ドルを受け取りました。
2008
ピート・カブリナの記録更新から4年後、マイク・パーソンズがカリフォルニアのコーツ・バンクで、嵐が通過している最中に23.4 m の波乗りを達成。このサーフポイントは、海底に山脈があり、その影響でサーファーにとって好ましい波の条件が整うそうです。
2011
その次に記録を2011年11月1日に更新したのは、ギャレット・マクナマラ。コウシャと同様、ポルトガルのナザレで23.77 m の波に乗りました。
2017年に本人に伺ったところ、乗った波は他の波とあまり変わらなく、まさか世界記録を更新するような波だとは思っていなかったと振り返っていました。