2013年5月2日から5月6日までGWの5日間、
東京ミッドタウン『OPEN THE PARK ミッドパークチャレンジ』内で
開催されたギネス世界記録のイベント、

  『ギネスワールドレコーズ™
  ライブ! イン東京ミッドタウン2013』 。

晴天のゴールデンウィークにミッドパークへと訪れた人たちが、
気軽にギネス世界記録に参加できた本イベントでは、
およそ4,205人の人たちが、用意された5つの公式種目へと挑戦してくれました。

前回の記事、Part1に続くPart2となる本記事では、
それぞれの挑戦に焦点を合わせて、

その結果、達成された記録は、なんと5種目のうち4種目!!
それぞれの種目の説明としては、下記の通りです。

ランチボックスラッピング
Fastest time to wrap three lunch boxes with wrapping cloth :

3つのお弁当箱を3枚の風呂敷でそれぞれを包みあげる時間を競います。認定員の合図でスタートして、風呂敷をクロスし、ダブルノットという形で2回結びます。包み終えたら手をあげて、チャレンジが終了となります。

去年から続いている人気競技です。この競技の特徴は、ほとんどの挑戦者が主婦の方というところにあります。5日間でファイナルに残った男性は2名のみ(50人中2名)。この結果には、男性の不器用さが際立ちます。

2日目にこの記録を達成したのは、 篠原みゆきさんという女性でした。
女性ならではの、繊細な手の動き、手先の器用さは流麗で、
全く無駄のないアクションを見せてくれます。
その記録はというと、22.8秒です!
器用と言われる日本人が打ち立てた記録。
なかなか打ち破れなさそうですね。

その後も、さらにこの記録を破ろうとその後も多くの方が挑戦してくれました。
その中には、毎日お弁当を作っているベテラン主婦の方から、
一度も作ったことがないという方まで参加していました。
そんななかには、
本気で公式認定証を目指して2日間3回に渡りファイナル1位にのぼりつめながらも、
ギネス世界記録まであと2秒!だった、という惜しい方もいたのです。

挑戦の舞台が屋外に設定されていたということもあり、
運の要素も多分にあり、風に風呂敷を飛ばされて
取りにいかなければいけない方、
風呂敷が飛ばされないことに意識が向いてしまって、
二重結びをし忘れてチェックの際にほどけてしまう方もいたのです。


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ピンポンサーブ
Most table tennis serves into a pint glass in one minute :
1分間で卓球台の対角線上に置いたグラスの中にピンポン玉を何個入れられたか、その数を競います。

これまで誰にも挑戦されたことがない新しいカテゴリーの記録です。
最低条件とされる標準記録は3個。
3個出せば新たなギネス世界記録保持者となります。
この記録も舞台が屋外に設置されていたので、

風の影響をもろに受けてしまう競技です。
挑戦者は風を読みつつ、
卓球ボールをコントロールしなければなりません。

初日にドイツから来たスペイン人のウィルさんが
2回目の挑戦で3個タイで記録更新。
3個目を入れた時にガッツポーズをし、周りからも歓声が上がりました。

そして4日目、予選5位だった12歳の男の子、海藤尊くんが
パイントグラスに4個の卓球ボールを入れるミラクルショットを魅せたのです。
公式認定証を受け取った少年は、
インタビューに対しては、「学校で自慢したい」と語ってくれました。
実は、このパイントグラス、
口が直径8.5cm以下でなければいけないというルールがあるため、
想像以上に入りにくいのです。

パイントグラスの淵にカーンと当たるにもかかわらず、
中にはなかなか入らない。
カーン、カーンと音が連続なるたびに、
観客からはどよめきや応援の声が上がります。
しかし、国際的な競争になった戦いを最後に制したのが、
あどけない少年だったことは、
なんとも会場を盛り上げてくれる嬉しい結果だったと思います。



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ボクシンググローブキャッチ

Most tennis balls caught in one minute with a boxing glove :
2人1組で競う種目です。1分間でパートナーの投げたテニスボールをボクシンググローブでキャッチした数を競うチャレンジです。

こちらの種目で達成された記録は、44個。
やってみると相当難しい挑戦であるこの記録を達成してしまったのは、
山岸春菜さんと 山岸弘大さんの姉弟コンビでした。
MCに対して、「姉弟愛が強いことを見せつけます」と宣言し、これを有言実行します。
息のあったコンビネーションでヒョイヒョイテニスボールをしっかりとキャッチしていき、
1分間に44個もキャッチしてしまうのです。
かなりの動体視力を備える家系なのか、素晴らしい身のこなしで記録達成となったのです。
さらにこの金字塔的数字をおびやかしたのは、
なんと小学生のコンビ、 安部沙稀清水美里組でした。
彼女たちは3日間連続でこの挑戦に挑み執着心をみせてくれました。

公式認定証を手にするため、
この人気記録のファイナル1位の座を常に守り続けたのです。
そして、毎日、挑戦が終わった後もあきらめずに練習を繰り返していました。
その練習の甲斐があったのか、驚くことに、
キャッチできたテニスボールの数は日に日に増えていきました。
しかし、どうしても44個には及ばない。

プレゼントされた「ギネス世界記録2013」の本を抱きかかえながら、
他の記録でギネス世界記録の公式認定証が
受け渡される様子を見守る姿には悔しさがにじみます。

そして泣いても笑っても最後の挑戦となる最終日の2回目の本戦。
ここで2人は3日間に及んだ挑戦の集大成を魅せたのです。

タイ記録の44個という結果が公式認定員によりアナウンスされ、
ついに念願の公式認定証を手に入れたのです。
恥ずかしがり屋なようであまり喋らない2人でしたが、
公式認定証を受け取り、「嬉しい」とはにかむ姿の、何と愛らしいことでしょう。
本当に若い2人のひたむきな挑戦には、感動させられてしまいますね。

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「ゴルフパッティング」:

Most golf balls putted indoors in one minute (multiple balls):
1分間でパターを使いパッティンググリーンのカップにゴルフボールを入れた数を競います。

今回、唯一のインドア競技です。
ゴルフ経験者、かなりブランクが空いている方、
Wiiゴルフしかやったことがない方ない方など、
男女・年齢問わず色々な方がファイナルに残ったのが印象的でした。

まず初日に15個から18個に記録を更新したのは、
長野からたまたまミッドタウンに訪れていた 柴田洋忠さん。

ミッドタウンのB1F、1F、2Fから買い物客が興味深く見守る中、
穏やかな笑みを浮かべながら落ち着いてカップインの音を室内に響かせていました。

しかし3日目、この記録にゴルフ経験5年の
若い女性ピヨさんこと、 高森理紗子さんが17個と迫ったのです。
悔しそうな表情が印象的だったが、
なんと翌日もまた予選を通過し、1回目のファイナルで再挑戦。
ゆっくりと、一つ一つ丁寧にゴルフボールを打ち、
今度は30個という記録でギネス世界記録保持者となり、
大満足な記録達成となったのでした。
元々あったタイラーさんの記録の倍もの数字を
叩き出して、もはや誰も抜くことのできない高みにあがってしまった!
聴衆の誰もがそう考えたはずです。

しかし、同日です。
続く 岩見惇さんが達成したのは、なんと31個!です。
1個という僅差ではありましたが、
ここまでのレベル1個差というのは、大きな差。
新たなギネス世界記録を打ち立てたのです。
さあ、この記録が次に破られることになるのは、
いつになることか。

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今回、催されたイベント、
『ギネスワールドレコーズ™
ライブ! イン東京ミッドタウン2013』

「まさか!」という大どんでん返しが、
次々、起こって、挑戦する側の人間だけではなく、
観戦する人たちまで手に汗握る熱い熱い戦いとなりました。

こうした素晴らしい記録が、ゆったりとした
大型連休のイベントで生まれ、
大勢の人たちへ、興奮したり、笑ったり、残念がったり、
ガッツポーズをしたりといった喜怒哀楽を運べたことは、
ギネスワールドレコーズとしても、喜ばしいことでした。

次なるギネス世界記録のイベントも
またやってくることと思います。
是非、みなさん、そのときを楽しみにお待ち下さい。

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この日の様子を、ライブ感あふれる動画でもご覧ください!!