Largest humanoid vehicle thumb

群馬の会社が、世界で最も大きなロボットを製造しました。

榊原機械のロボット「MONONOFU」は、高さ8.46 m、長さ4.27 m、幅4 m。ギネス世界記録「最大の有人搭乗型ヒューマノイドロボット|Largest humanoid vehicle」に認定されました。

開発に携わった南雲 正章(なぐも・まさあき)さんによると、デザインから完成までおよそ6年ほどかかったとか。アニメに登場するロボットをイメージしてデザインされており、ロボットを動かすためのコックピットも装備されています。「初めは5, 6メートルを想定していたのですが、人が乗り込んで操縦するので、その高さでは人が乗り込んでも狭いんじゃないかという事になりました。」

Largest humanoid vehicle 2

しかし「MONONOFU」を製造していた倉庫についているシャッターの高さは7 m。どうしようかと社長と相談すると、シャッターは気にしなくていいと答えたそうです。「人が乗って動かすコックピットのスペースと、人型という形の全体のバランスを考えると、この高さになりました。」

榊原機械が大型ロボットを製造したのは「MONONOFU」で2回目。1号機となる「LANDWALKER」は、会社がアミューズメント事業をスタートさせる1つのきっかけともなっていたそう。事業のコンセプトは、アニメに出てきたものを現実にしようというもの。南雲氏自身も、ロボットとアニメに興味があり、それに近づけられるようなものを作りたいという想いで「MONONOFU」の開発に携わっていたと言います。

Largest humanoid vehicle 1

公式認定証を受け取ったものの、まだ半信半疑だと言う南雲氏。認定証を会社で飾ってから、認定されたという実感が湧いてくるだろうと語りました。

榊原機械のロボット「MONONOFU」は、9月5日発売の書籍「ギネス世界記録2020」にも掲載されます。ぜひチェックしてみてください!

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