「最強市民ランナー」、「日本男子催促の市民ランナー」などと称された陸上選手、川内 優輝(かわうち・ゆうき)さんが、ギネス世界記録「マラソン2時間20分以内における最多完走数|Most marathons completed under 2 hours 20 minutes」に認定されました。

川内さんは、マラソンをなんと78回も2時間20分以内で完走。直近では2018年3月18日に開催された新北市ワンジンシマラソンで、2時間14分12秒で優勝しています。

川内さんは、埼玉県で公務員を勤める傍ら、様々な陸上競技に参加している"市民ランナー"。それにも関わらず、2017年世界陸上ロンドン大会で9位の成績を収めるなど、世界トップレベルのランナーと肩を並べ続けています。

他の選手が年に2、3回ほど大会に出ている中、年に10回前後出ていることが、記録達成できた理由の1つだと語った川内さん。しかしそれ以上に、走ることを楽しみ続けた結果が、ギネス世界記録認定につながったと言います。

レースが好きで、日本中そして世界中、いろんなところに行くことを目的に走っています。これは高校生のときからの夢だったので、こうやって楽しく走りながらギネス世界記録に認定されたりするのは、恵まれた陸上人生だなと思います。

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地元の人と喜びを分かち合うために、自身が働く久喜市で行われたマラソン大会で認定式を行った川内さん。このギネス世界記録をきっかけに、地元の人たちに勇気を与えられればと語りました。

私自身、大した選手ではなかったのですが、ギネス世界記録も達成できましたし、日本代表にも何回もなれました。小さい子供たちには「身近な人がそういうことができたんだから、自分たちにもできる」と思ってほしいですし、地元の人には「川内もあんなふうにいろいろ挑戦しているんだから、自分も違った分野で挑戦してみよう」というようなモチベーションになればいいなと思っています。

今回達成した記録は、まだ通過点にすぎないと言う川内さん。次は2020年までにサブ20(マラソンを2時間20分以内に完走すること)を100回達成することを目標に掲げました。

「百戦錬磨の川内」と言われるのが目標です(笑)

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川内さん、ギネス世界記録認定おめでとうございます。そして、今後の活躍に期待しています!