自分たちのアイディア次第で
好きな絵を描くことができて、
みんなで挑戦する喜びが得られる。

数あるギネス世界記録のなか、
そんな記録として人気を博しているのは、
最大のガラス瓶モザイクという記録です。

もちろん、これは、
ガラス瓶を使ったモザイク画なのですが、
世界記録に値する本数を集めてくるのは並大抵のことではありません。
しかし、その高いハードルを乗り越え、
その本数を上回り、生まれたギネス世界記録が
以下の記録になります。

記録名: 最大のガラス瓶モザイク Largest Glass Bottle Mosaic
記録数:   6,210本
記録保持者:MARK IS Minatomirai

この記録保持者名を、よく見て、よく読んでみると、
「マークイズみなとみらい」という言葉が読みとれると思います。

そうです! この記録が生れたのは、神奈川県横浜市に位置する
まだ新しいショッピングモール「 Mark Is みなとみらい」だったのです。

同ショッピングモールは、
1周年の記念として、
この記録挑戦を企画しました。

絵として描かれることになったのは、
誕生日のプレゼントの定番である
バースデイケーキです。

挑戦への参加者たちは、合計で3日間の時間を費やして、
この記録をつくったのだそう。

もちろん、
ここに参加したのは、地元住人。

そして並べられたガラス瓶も、
神奈川県にちなんだもので、
湘南ビール、横浜サイダーなど、です。

そんな地元感にこだわることで、
このビッグアートをみんなでつくろうというアイディアなのです。

地元の人が、地元の物を使って、つくる何か、
幼稚園の子供たちをはじめてとして、多くの地元住人が力を合わせて
つくったモザイク。しかも世界一のモザイクです。

この現場には、やっている本人たちだけでなく、
訪れる人たちも、何かを感じずにはいられないはずです。
なにしろ、相当な手間暇がかかっており、
その手間暇が感じられるからです。

ちなみに、以下は、この記録が描かれるまでの
プロセスです。

このプロセスを見ると、いかに、この記録が、
みんなの記録であるかが、わかるはず。

では、早速、下記、
この記録ができるまでをご覧ください。


その1

白地のキャンバス、ここに薄らと浮かびあがっているのが、
「モザイクの下絵」にあたる部分。
よくみると、ちゃんと、マルが描かれていますね。

glass-mosaic-muji.JPG


その2

この下絵に目がけて、瓶を並べていくわけですが、
違う色の瓶を柄に応じて、並べわけていきます。
小さな子も並べていますね。楽しそうです。

glass-mosaic-kodomo.JPG


その3

みんな没頭して真剣です。
果たしてどんな形のモザイクができるのか?って、
基本的には、前述の下絵のモザイクになるのですけどね。
でも、仕上がりは気になります。

glass-mosaic-naraberu.JPG


その4

そして遂に、完成です!!
で、できあがった形が、
こんなモザイクです。
どうですか? これ。
透明な下地に、緑と白、そして赤と黄色、
そこに黒い文字が踊っています。

その文字とは、「Mark is」という文字。
もちろん、この言葉は、ショッピングモール名からとってきたものです。


glass-mosaic-mosaic-overview.JPG

その5

そして、最後の認定式です。
本記録に立ち会った公式認定員の舞 マクミランが立ち会って、
公式認定証を手渡し、見事、世界一になったことが証明されることになりました。
素晴らしいです。
おめでとうございます!!

みんなで何かを成し遂げるって、本当に素敵なことですね。
それをショッピングモールがやってくれるなんて、
なんともニクイこと、素晴らしい演出ですね。

glass-mosaic-certificate.JPG

[編集部 スズ]