存命中地上で最も背の高い男性、スルタン・コーセン氏が、
トルコのマルディンにて、結婚することになりました。
お相手は、メルヴェ・ディーボという21歳の女性です。
30歳になる251cmの男と、小さな21歳の花嫁の写真を眺めると、
その背の高さの違いには目をみはりますが、
実は、この花嫁、5ｆｔ9ｉｎといいますから、日本の単位に直すと、
175cmにもなり、決して小さくないのです。
いや、むしろ、女性としては、大きい…。
いかにスルタン氏の背が高いのか、
いくつかの写真からも気が付かされます。
スルタン氏が、ギネス世界記録に認定されて、
一躍世界の脚光を浴びたのは2009年のことでした。
彼がはじめて、ギネスワールドレコーズ本社が拠を構えるロンドンを訪れたとき、
彼は、ギネス世界記録への認定が自分の人生を変え、
自分の妻を見つける助けになるかもしれない、と口にしていました。
そして、こうも言っていたのです。
「僕にとってガールフレンドを見つけるのは、
本当に難しいことなんだ。
決まって彼らは、僕のことを恐がってしまう。
でも、有名になった今、
沢山の女性たちに出会えることを願っているよ。
僕の夢は、結婚するということだからね」。
2年間で、スルタンの生活は一変しました。
無料で背が伸びるのを止める手術を受けて、
服をしつらえてもらい、
世界中を旅する機会に恵まれるようになったのです。
ふたりはお互いの友達を通じて出会いました。
あるとき、彼女はシリアにあるハサキから、
スルタン氏の住む村であるDede köyに旅をし、
はじめて彼に会ったのです。
ふたりがデートをはじめたのは、
たった2ヶ月前のこと。
しかし、彼らは、最初からわかっていたようです。
ふたりが、ずっと一緒にいたくて、生涯を連れ添いたいと想っているということを…。
さらにスルタン氏は続けます。
「彼女の瞳をはじめてみたとき、僕は、それがすぐ愛だとわかったんだ」。
メルヴェは言います。
「最初、私のまわりのみんなは、彼との結婚に反対していました。
でも、私が恋に落ちたのは、彼の身長にではなく、
彼の心にでした。私には、彼の身長は、全く気になどならないのです。」
イスラム教徒であるふたりは、
ウエディング・パーティーを
1500人のゲストを招いて行いました。
（もちろん、ここには、ギネスワールドレコーズ本社のスタッフも招かれていました）
結婚後、この幸せいっぱいのふたりは、
Dede köyの家へと帰ります。
そして、ふたりの想いでは、
「神の意思」によって、子供をふたり、授かるのだそうです。
本当にそうなるといいですね。
いつまでも御幸せにお過ごしください。