概要
ジャガーはフランクフルト・モーターショーの前夜に、自社初となるSUV「F-PACE」のお披露目を、ジャガーブランド誕生80周年記念のお祝いも兼ねて、これまでにない方法で各国メディアに発表できないか模索していました。
ジャガーは、「自動車を走らせた世界最大のループ」の記録を破る野望を抱き、ギネスワールドレコーズチームのもとを訪ねました。重力をものともしないスタント技術を要する同記録は、F-PACEの敏捷性・軽量を証明する並外れたパフォーマンスを披露し、メディアをうならせることが目的でした。
ストーリー
車、ドライバーがともに万全な状態でチャレンジを成功させられるよう、計画には数ヵ月費やしました。エンジニア、数学者、安全の専門家をはじめとするチームによって、正確な物理条件、角度、速度、寸法が算出された。
ドライバーに抜擢されたのは、英国の熟練スタントドライバーのテリー・グラントで、スポーツカーで培った技術と世界最高クラスの安全機能が集結したF-PACEに乗り、特別設計構造の巨大ループ（直径19.08メートル）に沿って、大胆かつ正確に走行しました。 ギネス世界記録達成と同時に、世界規模での受注受付が開始されました。
この挑戦はフランクフルトのニーダーラートレース場で夜間に行われました。息を吞むような挑戦の様子はマルチカメラ撮影によって収録され、完成した動画はソーシャルメディアで瞬く間に話題となりました。
ジャガー誕生80周年と初のSUV発売を祝し、 フランクフルト・モーターショーに先立って、これまでにないエキサイティングなコンテンツを作りたかったのです。 結果として、素晴らしい記録に挑戦し、世界中の多く人の目に留まり、話題にされ、記憶に残るものを作りだすことができました。