Hakata-Tech-1

結果

達成した記録
時速 63.966 km

概要

博多工業高校の授業科目である「課題研究」の「空気エンジンの研究開発班」で、既存の内燃機関を圧縮空気で駆動することに成功しました。空気エンジンの開発を続けるにあたり、「世界一に挑戦したい」という生徒の要望をきっかけにギネス世界記録に挑戦しました。

ストーリー

生徒たちは、課題解決に向けた研究と世界記録への挑戦を通して、各分野の知識向上に加えてものづくりに必要な創造力、問題解決能力の向上を目指して活動を行いました。

また「世界一」という目標に向かって活動することで、より明確な目標が設定され、困難な場面が発生した時も乗り越える力が育成できました。 結果、これらの活動が、学校全体の活性化と、博多工業高校の地域へのアピールにつながりました。世界記録達成後、新聞、テレビ等のメディアから多くの取材を受けました。福岡市の髙島市長が博多工業高校に来校されるなど、反響は大きく、生徒や保護者などの様々な関係者から祝福の声が寄せられました。

また、生徒の就職活動、進学活動における活動記録として、大きなアピールポイントとなり、さらには、イベント(IFPEX2021)での車両展示や講演依頼もありました。

厳格な審査の元で「ギネス世界記録」が登録されていることを知り、非公式での世界最高速記録と「ギネス世界記録」での最高速記録では重みが違うと感じました。3年かけて挑戦した企画だったため、世界記録達成の連絡を受けたときは様々な苦労が報われました。

— 福岡市立博多工業高等学校 自動車工学科 教諭 木戸氏