アメリカ、バージニア州に住む70歳の元教師、ギャリー・マイケル・ドゥシュルさんが、ギネス世界記録「風船ガムの包み紙で作った最も長いチェーン|longest gum wrapper chain」に認定されました。ギャリーさんが包み紙を繋ぎ始めたのは、1965年のことだったそうです。
60年代アメリカでは、風船ガムの包み紙でチェーンを作るのがはやっていたそうで、ギャリーさんもそれにのったそうです。
60年代、子どもたちはボーイフレンドやガールフレンドの身長と同じ高さのチェーンを作っていたんです。ちなみに私の妻の身長は160 cmです。計算してみると、妻の身長と同じ長さのチェーンを55年間毎日作り続けていたことになります。
ギャリーさんが長年作り続けてきたチェーンの長さは、なんと32,555.68 m。これは世界一高い高層ビルの40倍なのです!
作ったチェーンは、特別の容器に安全に保管されています。
ギャリーさんによると、よく聞かれる質問は「チェーンを延長するたびに、風船ガムをかんでいるのか」。その答えは「NO」だそうです。
「もしかんでいたら、朝も夜も、10分に1個のペースで新しいガムを口に入れなければいけないことになります。それも55年間休むことなく。作り始めたころは、学校の生徒たちが包み紙をくれたんです。」
実はチェーンの作り方を教えてくれたのも、教え子の1人でした。
あらゆるブランドの風船ガムの包み紙を使っているので、ギャリーさんのチェーンはカラフルで目を引きますが、ギャリーさんは特にお気に入りのものはないそうです。
ギャリーさんのギネス世界記録達成を知った家族や友人は、その偉業にどれだけ努力したかを見てきたので、誇りに思ったそうです。
家族は私の趣味を知っていましたし、記録を塗り替えようとしていたのも知っています。ついに達成したので、今では人に記録について聞かれたときに使うために、人に見せるための短いチェーンと、特別な名刺を持ち歩いています。私のウェブサイトを見ると、もっと驚くみたいですよ。
何年もかけて包み紙をチェーンにしてきたギャリーさん。なのでギネス世界記録を達成する秘けつをよく理解しています。忍耐力が必要なものについては、特にそうです。
「私のように特段優れた能力を持っていない人は、努力と決意と犠牲に頼らなければいけません。でも成功すれば、やりがいをしっかり感じることができます。」