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17歳の男性が"世界一大きな絵画"を描き、プラスチック汚染問題を訴える

By Connie Suggitt
発行済み

キプロス在住のAlex Dzaghigianさんが、323.90 m² の巨大な絵画を描きあげ、ギネス世界記録「単独で描いた最も大きな絵画|Largest drawing by an individual」に認定されました。

 

Alexさんが描いたのは、プラスチック廃棄物に囲まれたカメ。そのカメはくらげと勘違いして、レジ袋を食べてしまっている様子が表されていると、本人は語ります。

「プラスチックの種類によっては、生分解されるまで数百年もかかります。海洋生物がこのプラスチックに絡まってしまうケースは非常に多いのです。生物がそのプラスチックを摂取し、プラスチックを摂取した生物を今度は私たちが消費している事もあるのです。環境が破壊されているペースは衝撃的で、海だけではなく、人間を含む全ての生態系に影響を与えるのです。」  

海洋汚染の認知を拡げるため、そしてファンドレイジングを行うために行った記録挑戦。3歳のころから絵を描いていたAlexさんにとってアートはかけがえのない存在。しかし絵を描くスキルを持っていても、世界一に認定されるような絵を完成させるのは至難の業だったそうです。


複数の紙をつなげて作った"キャンバス"に、チャコールペンシルを使って描いたこの作品は、完成まで3日以上もかかったそうです。デジタルで作成したドラフトをもとにグリッドマップを作り、それにそって絵が描かれました。


記録挑戦中は誰でも会場に入れるようになっていて、一般の観客も挑戦の様子を眺める事ができるようになっていました。

絵画が完成すると、測量士によって面積が計測され、無事ギネス世界記録に認定されました。

両親も友達も、この大きな挑戦に臨むと聞いて驚いていました。だから認定された時も、みんな喜んでくれました。

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