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チェルシー所属のセスク・ファブレガスが、プレミアリーグのアシスト数でギネス世界記録に認定

By Doug Male
発行済み

チェルシーのミッドフィールダー、セスク・ファブレガス選手がギネス世界記録に認定されました。

ワールドカップ優勝経験もあるセスクが獲得したタイトルは「プレミアリーグで100アシストを決めた最速期間|Fastest time to achieve 100 assists in the Premier League」で、わずか293試合でこの快挙を達成。ちなみに2番目に速く100アシストを決めたのは、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンド、ライアン・ギグス選手の367試合です。


記念すべき100アシスト目が決まったのは、2016年12月31日の対ストーク・シティ戦。ブラジル出身のミッドフィールダー、ウィリアン選手の2点目に貢献しました。

「私は誰よりも速く走れる選手でもないし、フィジカルも一番ではない。フレキシブルでもないしそんなに高く跳べません。」公式認定証を手にしたセスクは、笑みを浮かべながら語りました。「でも私のキャリアにおいてこの記録を達成したのは、最も誇りに思うものの1つ。これは私の仕事だし、それを上手くやれてる証なのだから。」

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セスクがプレミアリーグ・デビューを果たしたのは2004年で、当時の年齢はなんと16歳。狭いエリアでのプレーでチャンスを作り上げるのが長所で、そのスキルが買われ2011年にはバルセロナに移籍しました。

それから3年後、セスクはチェルシーに移籍しイギリスに戻り、2回ものプレミアグリーグ優勝に貢献しました。

セスクによると、彼が特に経験を積むことができたのはバルセロナのカンテラとアーセナル。バルセロナのカンテラ時代は基本ユースのチームでしたが、リオネル・メッシやジェラール・ピケなど世界クラスと共にプレーすることによって、瞬時にインスピレーションを受けることができたと言います。

「トレーニングの最中、開いた口が塞がらなくなるんです。デニス・ベルカンプのファーストタッチ、ティエリ・アンリのフィニッシュ、パトリック・ヴィエラの存在感……。私は本当に恵まれていました。」


これらで得たトレーニングで作りあがったセスクのアシスト力。その代名詞とも言えるのが2010年ワールドカップのアシスト。相手側の隙間を縫って放ったセスクのパスでイニエスタがネットに打ち込み、優勝を決定付けるゴールを決めました。

「あれはそんなに美しくもなく、素晴らしくもないアシストではなく、ラインブレイクをしたシンプルなパスでした……それがワールドカップ優勝につながりました。」と当時を振り返りました。


1つの記録タイトルでは物足りなかったのか、セスクはサッカーのピッチではなくイギリスのテレビSky 1で、もう1つの記録タイトルを獲得しました。番組レギュラーをつとめる元イギリス代表および元リヴァプールのミッドフィールダー、ジェイミー・レドナップとともに「30秒間ペアでボレーパスを行った最多数|Most volley passes in 30 seconds by a pair」に挑戦。見事15回を記録し、記録を達成しました。

ちなみに書籍「ギネス世界記録2019」には、他にもギネス世界記録に認定されたサッカー選手が収録されています。例えば:

この他にも、ギネス世界記録を保持するスポーツ界のスーパースターが収録されている書籍「ギネス世界記録2019」。ぜひチェックしてみてください!