山形県山形市で毎年行われている「日本一の芋煮会フェスティバル」において、ギネス世界記録が達成されました。

今年で30回目を迎えたこのイベントで達成された記録タイトルは「8時間で最も多く提供されたスープ|Most soup served in 8 hours」でした。

秋になると東北地方の一部を主に行われる芋煮。その発祥地とも言われている山形では特に根付いている"秋の風物詩"で、多くの人たちが家族、友人、仕事仲間などと一緒に、川辺で鍋を囲みます。

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日本一の芋煮会フェスティバル」は今や有名な行事のひとつ。そのシンボルのひとつが6.5メートルの巨大鍋で芋煮を作るところで、そのインパクトも功を奏し、毎年全国各地からこのイベントのために山形を訪れる人も少なくないのだとか。30回目を記念して、今年は「日本一から世界一へ!」をテーマに、ギネス世界記録に挑戦することにしたのです。

世界一になるための芋煮の材料は、里芋3トン、牛肉1.2トン、こんにゃく3,500枚、ねぎ3,500本、味付け醤油700リットル、隠し味に日本酒50升、砂糖200kg、山形の水6トン。これらを大鍋に入れ、6トンの薪で煮炊きしました。

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調理開始から2,3時間で芋煮は完成。イベントに集まった人たちに配るために、重機が稼動!ちなみに使われた2台のバックホーは一度も使われていない新車で、一度稼動部分を解体して潤滑油を洗い落とし、代わりにバターを塗るという抜かりなさ。これで安心して食べることができるわけですね!

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配膳開始から8時間。例年より多くの来場者が訪れ、ギネス世界記録挑戦の集計結果は12,695人。無事ギネス世界記録を達成しました。

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