ドミノのデザインは世界の大陸をモチーフ

ドミノ・アーティスト集団のインクレディブル・サイエンス・マシーンが、米国ミシガン州・ウェストランドで開催された年次イベントでギネス世界記録に挑戦しました。ドミノといえば、並べる時に倒れないかのドキドキ感と倒した時の快感がたまりませんよね。

今回、数十万個のドミノ碑が並べられて連続的に倒された結果、浮き上がったデザインは世界の各大陸をモチーフにしたものでした。
 
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ギネス世界記録タイトルは、「円形に倒した最多のドミノ碑|Most dominoes toppled in a circle bomb / circle field)」になります。
 
 

巨大な円のなかに76,017個のドミノ碑を並列

巨大な円のなかに76,017個のドミノ碑が並べられ、円の中心から外側に向かってドミノが倒れる様子は圧巻でした。観ていた観客たちも大興奮でしたよ。
動画を見ていただけるとわかる通り、デザインのクオリティは格別で、それもそのはず、プロのドミノ・アーティスト18名10日間かけてドミノを並べたのです。
 
Most-dominoes-toppled-in-a-circle-field-audience 
 

前回の記録を2万個以上も上回った

 前回のこの記録の保持者は、複数の記録保持者でもあるドイツのSinnersドミノ・エンターテイメントで、2014年に54,321個のドミノを並べています。今回、2万個以上もドミノ碑の数で上回ったことになりますね。
 
インクレディブル・サイエンス・マシーンのチームリーダーで22歳のスティーブ・プライスは今回のギネス世界記録達成後に次のように語ってくれました。

「われわれのチームは、ドミノ・アートにとてつもない情熱を持っているんだ。観てくれるお客さんとドミノ倒しのワクワク感を共有して、彼らをワァっと驚かせて何かインスピレーションを感じてくれるのが嬉しいんだ。」

チームがドミノ・アートを行う目的は、STEM教育の一環として、子どもたちにドミノの連鎖反応を目で見て学んでもらうこと。

STEM教育とは科学や数学の分野に重点を置いた教育のことで、いま欧米では盛んに導入されているんです。たしかに、ドミノの並び方の構成を考えるのは理系のセンスが必要なのかもしれませんね。 

★倒すまで気が抜けない!ドミノに関するギネス世界記録

 
ドミノに関する記録を検索窓で“domino”と調べると、112件ヒットします。一部紹介しますね。
 

★1人で行った最多のドミノ倒し(Most dominoes toppled by an individual)

 
ドミノ倒しというと複数人が協力してドミノを並べていくのが一般的ですが、中国人のLiu Yangさんは2011年に1人だけで321,197個のドミノ倒しを達成しています。並べるのに8日間かけたとのこと。
 

★マットレスを背負った人による最多のドミノ(Largest human mattress dominos)

 
ドミノ碑を人間が演じた記録になります。マットレスを背負って中国人2,016人がドミノ倒しのようにバタバタと倒れて見事にギネス世界記録に認定されました。
 

★最も多くドミノ形式で倒したコインの数(Most coins toppled in a domino fashion)

 
コインをドミノ碑として使うのは、円形なので並べるには困難が伴います。そんななか、2009年11月に日本の新生銀行が1,2349枚の1円玉をドミノ形式で倒してギネス世界記録に認定されました。銀行マンの集中力おそるべし!
 
以上は一部になりますが、ドミノに関する記録はまだまだあります。気になる方は、調べてみてくださいね!


[ 編集部 スズ ]