舞台は欧州のオーストリア。ブラームベルクにあるWildkogel Arena Neukirchenスキーリゾートで、「世界最長のソリのチェーン | Longest chain of sleds 」というギネス世界記録が樹立されました。 


木製のトボガンぞりを連結させて雪山をすべる

地元の旅行会社と登山鉄道がタッグを組み、この記録挑戦イベントを企画。雪上遊具のトボガンぞりという小型のソリを使用し、それぞれチェーンのように連結させて雪山をすべろう!という童心の心を呼び覚ますような企画だったんです。
 
Longest line of sleds in Austria
Participants enjoyed stunning views over of the Wildkogel Arena Neukirchen

508台のソリが750メートルの列をつくる、世界記録挑戦イベントに参加

ギネス世界記録のガイドラインでは記録達成のために50台のソリを連結させる必要がありましたが、なんと今回連結させたソリの数は508台当初の10倍以上の衝撃的な数ですね。 こうして、トボガンぞりすべりのワールドチャンピオンであるLea Geigerが先頭となり、750メートルに及ぶソリのチェーンが実現しました。市長さん(Hannes Enzinger)も参加するくらいビッグイベントだったみたいです。
 

1台でも連結からはずれたら失格

508台のソリを連結させて人がすべるにあたって課題が立ちはだかりました。雪山の斜面をすべるソリの連結がキープされているかを確認しなければいけなかったのです。無事にソリがすべり終わると、ギネス世界記録認定員のレナ・カークマンもこの記録の成功に大喜び!

Longest line of sleds certificate presentation
GWR認定員レナから認定証を受け取る登山鉄道マネージャー

達成感が得られたいま、時間と労力をかけるだけの値打ちがあった

認定証を受け取った2人は、「今回の成功は時間と労力をかけるだけの値打ちがあったよ。Wildkogel Arenaという場所でギネス世界記録が達成できたのを誇りに思うし、喜ばしいし、実に感動的なイベントだったね!」と大勢でのチャレンジのやりがいを語ってくれました。

それもそうでしょう。登山鉄道と旅行会社からなる企画チーム20人が集まり、今回のイベント企画に数ヵ月を費やしたそうです。

このエリアでは数週間にわたってソリを使用するイベントが行われ、観光客に雪山リゾートの魅力を発信しています。ちなみに、日本ではソリすべりは子どもの遊びというイメージですが、欧州では大人の遊びとして浸透されつつあるとか。


★まだまだあるよ「ソリ」の記録

右上の検索窓で“sled”(そり)と入れると13件ヒットします。 


最長距離の犬ぞりレース|Longest Sled race
 2011年に1,688kmに及ぶ世界最長距離の犬ぞりレースを敢行。マイナス73度のなか、アラスカ縦断を実現しました。

 

サンタクロースが引っ張った世界一重いソリ|Heaviest sled pulled by Santa Clause
2013年にカナダのKevin Fastがサンタさんの恰好をしながら15,950kgのソリを引いてギネス世界記録認定。ソリに載せていた荷物は地元のフードバンクに寄付された食べ物で、それを子どもたちに配るという夢のあるストーリーです。


 重力だけを利用した雪ぞりによる最速記録|Fastest speed on a gravity-powered snow sled
 2014年にオートバイレーサーのガイ・マーティンが自身の体の重力だけを頼りに雪山を時速134.36キロですべってレーサーの凄さを見せつけました。畑違いなのに、スピード系なら何でもおまかせなんですね。


「ソリ」というと雪山をすべる時に使う1つの道具ですが、その重さだったり、レース距離だったり、今回のような長さ争いだったりと、「ソリ」といってもバラエティー豊かな記録がありますね。

日本からはあいにくソリ関連のギネス世界記録がヒットしないので、「ウィンタースポーツはスキーよりソリ派だ!」という方や、「日本からウィンタースポーツを発信してもっと盛り上げたい」という方は、ギネス世界記録に挑戦していただければと思います。

次の「ギネス世界記録を調べてみる」の検索窓から、探してみてくださいね。