北海道・北東北の縄文遺跡群の一つ三内丸山遺跡で


2017年11月5日、日曜日、青森県にて新たなギネス世界記録が誕生しました。記録名は「考古学レッスン最多参加人数| Largest archaeology lesson」です。

同記録挑戦が行われたのは、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つ三内丸山遺跡(青森市)でした。ここでの考古学授業は、30分間実施。愛称の「さんまる」にちなんで30分に設定されたのだそうです。認定の条件としてガイドラインにあげられていたのは、「考古学の専門家が授業を行う」「少なくとも30分以上の授業を行う」「授業終了時点で一定の有効参加人数を満たす」などです。
 
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縄文時代の大型竪穴住居の教室、菊池徹夫早稲田大教授が教鞭

結果、授業が開催された大型竪穴住居教室に参加したのは、小学1年生から70代後半の市民たち、283人でした。講師は菊池徹夫早稲田大名誉教授が務めました。この数字が公式認定員によって確認されると、見事、ギネス世界記録保持者として、認定証が受け渡されました。
 
菊池教授によると、縄文時代には、謎がいっぱい。縄文時代の謎解きに加わってほしい、というメッセージを残してくれました。青森県によって主催された同記録挑戦は、三内丸山遺跡群の世界遺産登録への流れを強めたい、という願い、狙いがあったのだと言います。世界遺産登録になるといいですね。[  編集部 ]
 
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