書籍『ギネス世界記録2017』には、過去に月面着陸した
宇宙科学者のエドウィンE・バズ・オルドリン・ジュニア(Dr Edwin E. “Buzz” Aldrin Jr)が寄せた独特の序文が収録されています。

バズは、1969年に「 人類初の月面着陸|First manned landing on the moon 」で中心的役割を果たしたことで知られる人物です。

本年度の『ギネス世界記録2017』は、バズが成し遂げた宇宙の征服と
先駆的な冒険からインスピレーションをもらったこともあり、複数のギネス世界記録を保持する彼にお話しを伺いました。
 
Buzz Aldrin foreword in GWR 2017 
バズが初めてギネス世界記録に認定されたのは、
宇宙空間における初めてのセルフィー|First selfie in open space 」という記録タイトルで、
ジェミニ12号でのミッションを終えた1966年のことです。 

「 当時はちょうど宇宙船のハッチ(出入り口)を開けて、周りを見回したんです。
   見渡す限り見るものが綺麗で本当に感動でした。
   その時カメラが手元にあったため、
     "自撮り写真を撮ったらどうなるんだろう?"と思って撮ったんですね。
  どうなるかは見当もつきませんでした!
  実際、ライトの照らし方が不十分だったものの、
    被写体が僕であることが誰でもはっきり区別がつくように撮れました。」

 このジェミニ12号でのミッションを終えた3年後に、バズとニール・アームストロングがアポロ11号に乗船して、 
人類初の月面着陸を果たしたのです。
 
Buzz Aldrin with GWR certificate 
現在86歳になるバズは、宇宙飛行士を引退した今でも
「宇宙での新たな発見」に対して情熱を絶やしておらず、特に火星に対して興味を抱いているとか。

「2000~2010年の間に生まれた子供のなかから、今後初めて火星に着陸する人が現れるでしょう。

 そして、われわれが未来に熱望していることを確かなものにしてくれるのは彼らです。」

とバズはおっしゃっています。

 
Buzz Aldrin  
 以下のビデオは英語だけになってしまいますが、彼が初めて月に一歩踏み出した時のことを話してくれています。
最近著した『Welcome to Mars(ようこそ、火星)』の紹介も♪

バズはこのインタビューのあと、南極大陸ツアーの参加中に
体調を崩されたと報告がありました。
数週間前に退院したとのことですが、彼の完全な回復と健康をお祈りしています。
それにしてもあくなく冒険心には、頭が下がるばかりですね。
 
★ その他の自撮り(セルフィー)の記録には、どんな記録タイトルがある?
 
最も長い自撮り棒|Longest selfie stick 15.57 m (イタリア)
上記3つのセルフィーの記録も、なかなか面白いです。
他にもきっと、興味をそそるものがあるので、
英語のみになりますが、皆さんも是非調べてみてくださいね。
[ 編集部 スズ ]