金メダルを最多獲得したチーム-馬術―(Most Olympic team gold medals―Dressage) 


馬上馬術団体競技で、ズンケ・ローテンベルガ―、ドロシー・シュナイダー、クリスティナ・シュピーレ、イザベル・ワースから構成されるドイツ代表チーム81.936%で見事優勝に輝きました。今回で13個目の金メダル獲得になります。


ドイツ代表チームは、リオオリンピックの前には、1928年、1936年、1964年~68年、1976年、1984年~2008年の大会で金メダルを手にしていました。7大会連続で金メダルを手にするというのは前代未聞のことでしたが、2012年ロンドンオリンピックではホスト国のイギリスに数ポイントの差で敗れています。


ドイツ代表チームの一員、イザベル・ワースはこれまで個人記録でも6つの金メダルを獲得するという優れた成績を残しており、ライナー・クリンケが長年保持していたギネス世界記録「オリンピックメダルの最多獲得数―馬術、(Most Olympic gold medals―Dressage)」に今回並びました。

そもそも馬術競技とは?

乗馬して操り,試技を行い評価得点で争う競技です。古代オリンピックの頃から種目に加えられているとみられ、かつては馬に2輪車を引かせる戦車競走が存在したそう。その後も、ヨーロッパ,中央アジアで大きく発展し、乗馬文化とともに発展してきた競技です。

五輪における馬術は男女が共に競う競技

五輪でただひとつ、男女が共に争える競技です。その理由は、運動エネルギーを負担するのが馬であるためです。馬の状態をととのえて、呼吸を合わせていく競技は、女性や高齢者であっても、馬とのコンビネーションによって、同じ舞台で競い合えるわけです。それゆえ、常に幅広い年齢層の選手が活躍しています。ちなみに、下記に紹介する日本の選手も、高齢でのオリンピック出場です。またリオ五輪に出場した障害馬術初出場の桝井俊樹選手も46歳という年齢での出場になっています

日本人と馬術のメダリスト

実は、五輪の馬術競技においてメダルを獲得したことがあるのは、ただ一度だけ。それもずっと昔の話で1932年ロサンゼルス大会にて、障害馬術でバロン西と称された西竹一選手が金メダルを獲得しています。


馬術でギネス世界記録をもっている日本人

法華津 寛選手は、「はじめてのオリンピック出場から次のオリンピック出場までの最長期間経過|Longest time elapsed between Olympic appearances」というギネス世界記録を保持しています。実は同選手、リオ五輪にも出場することを目指していましたが、馬の体調不良による断念を余儀無くされています。選手が五輪にはじめて出場したのは1964年東京五輪でのこと。その後、2008年には北京五輪へ、2012年にはロンドン五輪へと出場しており、記録は、東京から北京までの間の44年間という数字が記録になったものです。

 
 
2016年9月8日発売予定『ギネス世界記録2017』には、様々な記録を収録予定です。詳細は、コチラへ。
 

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