競泳界のスター選手であるマイケル・フェルプス(Michael Phelps)選手には、リオオリンピックまでに通算23個の金メダルが授与されています。
 
今回のリオオリンピックはオリンピック・アクアティック・スタジアムで競泳競技が行われ、フェルプス個人では200mバタフライ、200mメドレー、団体では男子4×100mフリーリレー、男子4×200mフリーリレー、男子4×100mメドレーリレーの計5種目で金メダルを掴みました。
 
フェルプス選手は、2004年のアトランタ五輪で6個、2008年北京五輪で8個、2012年のロンドン五輪では8月4日にアクアティクスセンターで行われた4×100mメドレーリレーを含めて4個の金メダルを取っています。この時、ロンドン五輪が最後のオリンピックになると明言していました。
 


 

25個のギネス世界記録に認定、その一部!

 
引退宣言したものの、フェルプスは2014年4月に現役に復帰して、2016年リオ五輪でご存知のように輝かしい結果を残しました。「オリンピックメダルの最多獲得数(Most Olympic medals won)」、「オリンピックメダルの最多獲得数(男子)(Most Olympic medals won, Men)」、「男子競泳競技でオリンピックメダルの最多獲得数(Most medals won at the Olympics for swimming (male)」などギネス世界記録の25タイトルに認定されています。 以下にその一部を紹介します。
 
  • スイマーオブジイヤー受賞最多回数(男子)|Most Men’s World Swimmer of the Year Awards
  • 世界選手権金メダル最多獲得回数|World Championships, Swimming - Most gold medals
  • 同じイベントにおける金メダル連続獲得回数(男子)|Most consecutive Olympic swimming gold medals in the same event (male)
  • オリンピックメダル最多獲得回数(個人、男子)|Most individual Olympic medals (male)
  • オリンピックメダル最多獲得数(男子)|Most Olympic medals won, Men
  • オリンピック金メダル最多獲得数(男子)|Most gold medals won at the Olympics (male)
  • バタフライ100mロングコースの最速記録(男子) | Fastest swim long course 100 metres butterfly (male)
  • バタフライ200mロングコースの最速記録(男子)|Fastest swim long course 200 metres butterfly (male)
  • バタフライ400mロングコース・メドレーの最速記録(男子)Fastest swim long course 400 metres medley (male)
  • 競泳オリンピックメダルの最多獲得数(男子、個別試合)Most swimming Olympic medals won, men (single games)
  • オリンピック金メダル最多獲得数(チーム)Most Olympic gold medals in team swimming
  • 競泳における世界記録最多記録数(男子)Most world records set for swimming (male)
  • 競泳における最多オリンピックメダル最多獲得数(男子)Most medals won at the Olympics for swimming (male)
  • 競泳におけるオリンピック金メダル最多獲得数(個人)Most individual swimming Olympic gold medals
  • 1回のオリンピックにおけるオリンピック金メダル最多獲得数(男子)Most gold medals won at the Olympics for an individual event (male)
 
 
 
 
フェルプスの凄まじい記録を紹介しましたが、今後フェルプスを超える強者が現れるのか、4年後の東京オリンピックが楽しみです。
 
 

「オリンピックメダルの最多獲得数(男子)(Most Olympic medals won, Men)」の解説

 
この世で最も多くのオリンピックメダルを保持しているのが、水の怪物マイケル・フェルプス。言わずと知れた競泳選手ですが、リオオリンピックでも奇跡的な泳ぎを展開し、メダル数が更新されています。31歳(2016年8月時点)のフェルプスは今回のオリンピックで金メダルを5個、銀メダルを1個獲得したため、これまでに出場した4大会を通して合計28個のメダルを獲得したことになります。通算28個のメダルのうち、23個は金メダルというから驚きです。
 
オリンピック出場国のうち、国レベルでのメダル保持数が28個を超える国が全体で37ヵ国しかない事実からも、フェルプスが保持するメダル数の多さがいかに偉大なことがわかります。出身地になぞらえて「ボルチモアの弾丸」と呼ばれるフェルプスは最初から強かったわけではありません。5回オリンピック出場経験があり、実は初出場した2000年のシドニー五輪では5位入賞に終わっています。それから努力を積み重ねて史上最多数メダル保持者となり、残念ながら今回のリオオリンピックで競技生活から引退することを公式に発表しています。

 
 
2016年9月8日発売予定『ギネス世界記録2017』には、様々な記録を収録予定です。詳細は、コチラへ。
 

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