2016年8月27日、奈良県御所市にて、ギネス世界記録への挑戦が行われました。同イベントを企画したのは、奈良県御所市のTUNA-GOSE実行委員会。挑戦した記録は、次のものです。


竹トイにめんを流した最長距離|Longest distance to flow noodles down a line of bamboo gutters


この挑戦を企画したのは、地元のボランティア団体や自治会連合会などの団体で組織するTUNA-GOSE(つなごーぜ)実行委員会でした。この記録挑戦には、ガイドライン(ルール)が定められており、以下の基準をクリアしなければなりませんでした。


  • 直径15.24センチ以内の竹の使用
  • ゴール時点でそうめんが25グラム以上
  • 流した後に食べること


そして何より、既存の記録保持者の保持記録を破り、世界記録を達成しなければなりません。その距離は、3216.7メートルという長さになります。メートルで記すと、じゃっかん距離感がつかめないと思いますので、キロメートルに直しますと、約3.2キロです。この距離だと、人間が走ったとしても、大変な距離になりますので、麺が流れるとなると、相当、厳しい戦いになることは、容易に想像がつきますね。


そして、今回、彼らが目差すことになった数字は少なくとも、前述の数字を超えるということだったわけです。そのために、800本の竹を半分に割って作った樋を、山道に沿ってつなぎ、金剛山の湧き水を流したのです。


  • 1回目の挑戦では、途中でそうめんが引っかかってしまい動かなくなり中止になりました。 
  • 2回目の挑戦では、途中で止まることなく、そうめんは全長を流れ抜け、見事にゴールしたのでした。


そして、その長さは、3,317メートルというものでした。おめでとうございます!


途中で引っかかってしまい、そうめんが動かなくなり失敗。午後3時10分に再挑戦のときは、麺がにぶい動きを見せると「動け、動け」という大きなかけ声が響いて、結局4時頃にそうめん1本がゴールすると、大きな拍手と歓声に包まれたのでした。そして4時半までに、約300グラムが流れ着き、ガイドラインに規定された25グラムを超える結果となったわけです。


この記録挑戦は非常に難易度が高い分、それを乗り越えるための試行錯誤を行っていかなければならないため、組まれたチームの団結力は極めて高いものになります。


御所市においても、参加した累計3,000人!にも及ぶのメンバーが心をひとつにして挑んだわけですから、参加者は感無量の想いに満たされていた様子。市長の東川裕さんも、「オール御所のチームワーク」に触れて、地元に強く醸成された一体感に嬉しそうな表情を浮かべていました。


ギネス世界記録への認定、おめでとうございます!!


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