「最多人数で何かを形づくる」記録挑戦は、世界中で行われています。「どうしてか?」という問いに対しては、様々な理由があります。 でもシンプルには、やはり「分かりやすくて盛り上がる」ということがあるのではないでしょうか?何はともあれ、「どんな記録挑戦があったのか?」、ざっと見てみて、「どんな要素が人々の心を惹きつけているのか?」、 その要素をあぶり出してみたいと思います。 



最多人数でつくるしずく| Largest human droplet formation

インドでの記録挑戦、1万人以上の人が、真っ赤なしずくに!!

本エントリーのタイトル画像にある記録で「最多人数でつくるしずく」は、インドのシルサ地区にある「デラ・サチャ・サウダ」という施設において、2013年11月24日、記録挑戦されたものです。 この記録挑戦の主催者は、「Shah Satnam Ji Green S 福祉フォースウィング」でした。驚くべきは、ここに参加している人数です。なんと、10,563人もの人々が、この赤いしずくの一部となったわけです。



最多に員数DNAらせん構造|Largest human DNA helix

東欧ブルガリアの海岸にDNAの4千人が集った!!


Largest human DNA helix


「 最大の人間DNAらせん 」は、4,000人の参加者を巻き込んで行なわれた挑戦でした。201年4月23日に、ブルガリアにあるVARNA医療大学によって達成された本挑戦は ブルガリアの黒海沿岸の南ビーチで執り行なわれて、見事、認定へと至った記録挑戦でした。 東欧の医大生たちが、みんなで遺伝子になるのに力を合わせた! という地球の裏側での世界一挑戦。一体、どんなものだったのか? 気になりますね。



最多人数でつくる指紋|Largest human fingerprint

ノルウェイの銀行のかけ声でつくられたかわいい指紋!!


Largest human fingerprint


2016年4月2日、最多人数でつくる指紋のイメージという記録への挑戦は、ノルウェイのストアブランド銀行によって挑戦されることになりました。記録達成のその数字は、313人。赤い色のプラスティックのポンチョをまといながら、参加者全員が、5分間一定のポジションに留まることに成功し、ギネス世界記録に認定をされることになりました。確かに、しっかりと、「指紋のイメージ」になってます。かわいい指紋です。


 


 

最多人数でつくる楽器のイメージ|Largest human image of a music instrument

人でつくったサクスフォン、実は、フランス・ニースで開催のジャズフェスティバルのロゴ!!


Largest human image of a music instrument


2014年6月21日、この記録は、フランスのニースで達成されることになった記録です。サックスフォンのイメージをみんなが協力してつくっています。どうしてこんな記録挑戦が行なわれたのか、と言うと、同日はフランスのナショナル・ミュージック・デイであり、ニースジャズフェスティバルがはじまった日であもったのです。そして、このサックスフォン、実は、同フェスティバルのロゴでもあります。通りを埋め尽くした1,660人が連なったその列の長さは、56 mにも及ぶものです。ドローンから空撮されたこの写真、インパクトがあっていいですね。きっと、この写真を見て、このフェスを訪れた人たちも数多くいたのではないでしょうか。


最多人数でつくるオリンピックリング|Largest human image of the Olympic rings

2024年の夏季オリンピックの招致、成功するか?! ドイツのハンブルグにて!

Largest human image of the Olympic rings


この記録は、写真をみての通り、オリンピックのリングをイメージしたものです。挑戦の地はドイツのハンブルグ市、挑戦の主はテーマパークの「ミニチュア・ワンダーランド」。そして、この最多人数系の記録に集まった人数が凄いです。なんと、6,211人もの人々が集まってきたのです。こちらの記録挑戦、実は2024年の夏季オリンピック候補地争いで少しでも力になればとのサポート魂から行われたものでした。2024年と言えば、2020年、東京オリンピックのあとのこと。うまく世界からの注目が集められるといいですね。



最多人数でつくる星|Largest human star

政府からのサポートを受けつつのギネス世界記録挑戦!


Largest human star


最多人数でつくる星の記録挑戦が行われたのは、2015年5月。ロシアのオリョールの人々が、政府からのサポートを受けて挑戦したのです。記録挑戦は、ロシアの勝利記念日である5月9日を祝して行われました。この日は、ナチスが、ソビエト連邦へ降伏した日です。第二次世界大戦の惨劇を忘れずに、平和のためにこのような催し、記録挑戦が行われることは心から嬉しいことですね。




最多人数でつくるクリスマスツリー|Largest human Christmas tree

地域の子供たちが4千人以上も集まってつくった一大記録挑戦!

Largest human Christmas tree 


最大のクリスマスツリーは、4,030人の人々が参加することで、2015年12月19日に達成された記録になります。場所は、インドのチェンガナです。チェンガナと Sobhana George伝道団により主催、挑戦されました。しかし、4,030人とは、その規模に驚かされてしまいますね。そして、その大半がチェンガナの村の子どもという点についても、ビックリさせられます。クリスマスの時期に、ぜひ、日本でも挑戦してもらいたい記録です。しかし、この人数は、それなりにハードルは高いのでしょうけれど。


「最多人数でつくる系」の記録挑戦の3つの魅力

  1.  みんなの心がひとつになり、協力体験ができ、楽しい
    みんなが1つの目標を共有することで、一体感が生まれて、チーム力のような仲間意識、地域意識のようなことを体感することができます。

  2. コンセプト&テーマに合わせて形が決められアピールできる
    「どんな形にするか?」 あるいは「こんなユニークな形をみんなでつくれる」という「形」に対しての遊び心を満たしてくれて、さらに何かのメッセージを発することもできる。

  3. 大勢の人が一同に会することで人自体が集まる
    最多人数で○○な形をつくるというゴール設定をすることで、大勢の人が参加する気持ちへとなり、人自体を集めることができてしまう。



というわけで、最多人数で記録挑戦をする記録への申請は、世界中でさまざま行われているわけですね。


「最多人数でつくる系記録」のまとめ

挑戦するオーガナイザーのアイディア次第、工夫次第で、クリエイティブに記録挑戦できることは、なんといっても魅力的です。
そして、その記録挑戦は、まぎれもない世界記録への挑戦になるわけですから、
世界各地にいるライバルを意識にながら、計画を立てられ、実際にい挑める点もワクワクするはずです。

皆さんの相手は、インド、ロシア、フランス、ブルガリアにいるわけです! 
ぜひ、本エントリーをみて、挑戦魂に火がつけられたという人は、
他にも、記録を検索してみてください。

検索は、英語のみになりますので、最多人数系の記録を検索したい場合は、
「Largest human image of 」を打ち込むのがコツです。



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