37歳フランス男のフランキー・ザパタ(Franky Zapata )が、南フランスのソセ・レ・パン海岸で、「 Farthest hoverboard flight(ホバーボードに乗って挑む最高到達距離)」というギネス世界記録の中でも壮大な試みに挑戦してくれました。

 
 
Farthest flight by hoverboard attempt
 

ジェットスキーチャンピオンでもあるフランキーはジェットエンジンで空を自由に移動するホバーボードに乗り、2,252.4mというこれまでのなかでも最高到達距離に達しました。昨年カナダ人発明家、アレクサンドル・ドゥールーが記録した275.9mを大幅に凌駕したということになります。

 

今回使用したホバーボードはフライボード・エアというもので、開発は同氏の会社であるザパタ・レーシングの商品。まさに未来の乗り物といっていいでしょう。本番では海面から50mの高さまで上がり、スイスイと上空に移動しました。

 
 
 

このフライボード・エアは時速最大150kmで最大約3km上空移動することが可能なんだそうです。


Zapata-Racing-Flyboard-Air 
 

430日の朝に行われた挑戦を無事見届けたギネスワールドレコーズの公式認定員、ソフィア・グリーンエーカーはフランキーが乗るホバーボードがガイドラインに則り、歴史に残る距離まで到達することができたとして讃えました。

 
Farthest flight by hoverboard adjudicator
 

今回の挑戦に成功したのち、記者会見でフランキーは「ホバーボードは僕のライフワークさ。自分の使命だと思っている」と話しています。

 

彼のフライボード・エアのテスト飛行のショートビデオはyoutubeでこれまでに300万ビュー視聴され、「ホバーボードで実際に飛行したの?信じられない」と疑うコメントが多く寄せられました。

 
 

ザパタ・レーシング社が作った元祖フライボードは、長いホースを付随する水上オートバイと連結させ、ジェット水流の水圧で作動するものでしたが、今回の挑戦に使ったフライボード・エアは、ホースがなくても自由に作動する「非依存推進型ユニット」を採用し、最大10分間空中を移動することができる夢の乗り物です。

 
Farthest flight by hoverboard journey
 

フランキーはこのほか2014年にCCBCテレビ番組「Officially Amaging」のなかで、フランス・マルセイユの地でも挑戦を行っています。タイトルは「Most backflips with a water jet pack in one minute(ジェットパックで1分間中に行えるバックフリップ)」で、当時26回を記録しましたが、20158月に北京のLiu Heによって記録が破られてしまっています。