デイリーポータルZとライフネット生命がみんなと「世界一」に挑む


2016年3月13日、日本でも非常に人気の高いハイタッチの記録挑戦が行われました。人気メディア「デイリーポータルZ」が企画しているというだけあって、事前準備など入念に行われた挑戦となり、大盛り上がりとなったようです。その様子を、現地で認定を行った公式認定員の石川佳織がレポートしてくれています。さて、どんな挑戦だったのか? みてみることにしましょう。



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皆さん、こんにちは。ギネスワールドレコーズ公式認定員の石川佳織です。2016年3月13日、私は、江戸川区陸上競技場で行われた、「Most high fives in one minute」(1分間で行う最も多いハイタッチの数) の記録挑戦に立ち会いました。


デイリーポータルZとライフネット生命によって企画された今回の記録挑戦イベント。記録に挑戦されたのは、デイリーポータルZライターの安藤昌教さんとライフネット生命の岩田慎一さん。そして、ハイタッチを受ける側として323人の方々が江戸川区陸上競技場に集まりました。



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これまでの記録は2015年3月にアメリカで達成された260回。1秒間に4回以上のハイタッチ、というすさまじい記録です。また、記録対象としてカウントされるには、手のひら全体がタッチされ、パンッと音が鳴る必要があるため、スピードだけでなく正確性も必要とされます。


記録への挑戦は安藤さんからスタート。目視で全てのハイタッチを審査することは困難なため、挑戦後スローモーション映像を確認してカウントを行いました。1回目の結果は、惜しくも257回で記録に届かず。ギネス世界記録のルールとして、公式認定員の前では3回まで挑戦をすることができるため、次への挑戦の準備がすぐに始まりました。


2回目は、岩田さんによる挑戦。安藤さんを上回るスピードで駆け抜け、1分間で参加者全員へのハイタッチを成功されましたが、有効としてカウントされたハイタッチは236回でした。


3回目、最後の挑戦は再び安藤さん。最後の力を振り絞って全速力で駆け抜けながら、寒い中並び続けた参加者の皆さんの手をハイタッチしていきました。有効となった数は277!見事ギネス世界記録更新となりました。


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ハイタッチをする側だけでなく、受ける側の方々の熱意も伝わってきた今回の挑戦。過酷な挑戦の中、皆さんの笑顔が印象的でした。またの挑戦をお待ちしています!


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「ハイタッチで明るくなろう」という目標を掲げて挑んだ挑戦は、多くの読者を参加者として巻き込み、大成功に終わりました。そして、ギネス世界記録も達成! 本当に良かったです。


記録「1分間で行う最も多いハイタッチの数(Most high fives in one minute)」について


ところで、この記録、非常に人気の高い記録だということは、みなさん、ご存じでしょうか? 日本で何度も挑戦されてきたばかりではなくて、世界中で競われてきたチャレンジになります。



277 回 
安藤昌教(日本・江戸川区) 
2016年3月13日

 

260 回
J. Powell Brown(アメリカ・フロリダ)
2015年3月6日


215 回
John Mahlstedt(アメリカ・カリフォルニア)
2014年6月6日


187 回
Takumi Minamino(日本・大阪府東住吉)
2014年1月13日


171 回
Hiromi Yasuda(日本・石川県金沢)
2013年10月12日


163回
Shiko Kurihara(日本・東京都台東区)
2013年8月29日


161回
So Takei
2013年5月14日(日本・東京都千代田区)


147 回
Bryant Phillips
2013年4月18日(アメリカ・フロリダ)


132 回
Brittany Danilov , John Carroll University MN 552 Leadership and Managerial Skills: Fall 2012 class
2012年11月16日(アメリカ・オハイオ)


107 回
Katie Linendoll
2012年4月4日(アメリカ・ニューヨーク)


101回
Marcus Jahrling
2011年6月12日(イギリス・エセックス)


76 回
Alastair Galpin(ニュージーランド・オークランド)
2009年11月14日



という具合です。


主には、日本とアメリカで人気が高い記録挑戦になりってますね。しかし、ここ数年の間に、連続ハイタッチは、かなりレベルの高い難易度の高い記録へと変貌してきています。ライバルも少なくない。でも、考えてみると、こうやって競技の裾野が広がっているわけです。


昨日の敵は今日の仲間、という言葉を信じれば、過去、この連続ハイタッチ記録に挑戦した人たちは、みんな、この種目にかなりの度合いで注目しているということにもなると思います。脚光を浴びるなかでの競技挑戦! これは、かなりやりがいのある世界一挑戦になるはず。日本人には頑張ってもらいたいですが、やはり世界中の人にも、チャレンジしてもらい、盛り上がってもらいたいものですね。


簡単そうに見えて、実は簡単ではない記録のひとつではありますがl、ぜひ、次の挑戦、次の猛者、お待ちしております!


[編集部 スズ]


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