2013年10月12日に長崎県長崎市の山里小学校で
けん玉を剣先に入れた最多人数
(Most people catching a kendama ball)』
への記録挑戦が行われました。

けん玉という遊びが日本に来たのは、
かつて鎖国の時代に、長崎を門戸にしてのことです。
歴史を振り返ってみたならば、
長崎とけん玉というのは、非常にゆかりが深いといいます。


この記録に挑戦したのは、6歳から12歳までの小学生たち489人、
以前に大阪市で達成された人数は242人。

しかし、体育館に集った子供たちは、
緊張した表情を顔に浮かべています。
本当に緊張しています。

中には、この日のために相当に練習を積んできた子たちもいます。

そんな緊張感漂う、秋の体育館に合図が響くと、
子供たちが一斉に玉をあげます。

一瞬、玉がふわーっと宙に浮き上がります。

結果、成功したのは、 248人
約50%の子供たちでしたが、
見事、ギネス世界記録の更新達成です!!

子供たちは、本当に大喜びです。

このチャレンジが行われたのは、
「国体まで1年」の記念イベントとして行われました。

長崎青年会議所、長崎がんばらんば国体長崎市実行委が、
この記録挑戦を催したのは、
365日後、つまり1年後に開催される国体の機運をたかめようと考えてのことだったそう。

小さな子供たちの想い、
きっと、来年へとつながっていくことと思います。

それにしても、江戸時代にけん玉を持ち帰った人たちが、
この光景を見たら、どんな気持ちになるのか。
その気持ちを想うと、なんだか嬉しくなってきます。

さて、では、以下、今回の挑戦を、わずかではありますが、
写真でお伝えいたします。
お楽しみください。       [編集部]


ギネス世界記録フォトギャラリー

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挑戦前の様子、その一。子供たちが緊張しているのが伝わってきます。


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そして、こちらが、挑戦前の様子その二です。やはり、こちらでも子供たちの顔は緊張しています。

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子供たちは、玉に心を集中して、ジッと見つめて、いざ、記録挑戦です。エイヤーッと、一斉に玉が舞い上がります。


玉が舞い上がる写真はありませんが………。


記録は見事っ!!

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ギネス世界記録への認定です。公式認定員のマクミラン彩が認定証を授与。国体も大成功に終わるといいですね。

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全員での撮影です。さすがに約500人が集ると大人数にうつりますね。でも、子供たちの夢を乗せるギネス世界記録認定になってくれて、本当に良かったです。


                                 fin.